日本の「利民プロジェクト」は長沙市で23日午後、湖南省の桃江県、安化県に向けての無償援助プロジェクトを行う計画に調印した。今回の「利民プロジェクト」は、「桃江県泗里河郷診療所医療設備設置プロジェクト」と、「安化県通渓完小学生宿舎楼建設プロジェクト」に対し、日本が約140万元を援助するというもの。中国新聞社が伝えた。
「利民プロジェクト」とは、日本政府が発展途上国の経済・社会の開発を目的として、貧困地域を対象に行う無償援助。プロジェクトは1990年から中国で行われている。1993年に湖南省で初めての「利民プロジェクト」が実施されて以来、これまでに基礎教育と保健衛生分野で12の事業が同省で行われてきた。
湖南省政治協商委員会の王汀明副主席は日本の友人による援助に対し称賛を表し、「日本の各界は1989年から、湖南省への海外援助の16%を占める3000万ドル以上を援助してくれた。今回のプロジェクトの実施で現地の医療、就学環境が大きく改善され、湖南省と日本の友好関係も促進されるだろう」と述べた。
「人民網日本語版」2006年8月24日