中国は今年中に海洋観測衛星「海洋1号B星」の打ち上げを予定している。北京で開催中の全国海洋科技大会で、国家海洋局の孫志輝局長が明らかにした。
海洋衛星による観測ネットワークを築くことは、「第11次五カ年計画」(2006-2010年)期間中の海洋技術発展の重要な任務だと孫局長は話す。「海洋1号B星」の年内打ち上げを成功させ、その後は海洋エネルギー環境観測衛星「海洋2号」の研究開発を進める。同時に、衛星の地上への応用システムを改善・拡張し、海洋への応用研究を拡大する。また、様々なユーザーに向けて、多様なサービスを提供することを目指している。
「海洋1号B星」は、主に海洋の色と温度を観測するとともに、海岸地帯の観測も可能。
研究開発が計画されている海洋エネルギー環境衛星「海洋2号」は、海面の風場、高度場、海洋の重力場などの重要なパラメーターを得るのに役立つ。
「人民網日本語版」2006年9月7日