アジア欧州会議(ASEM)の第6回首脳会議が10日、フィンランドの首都ヘルシンキで開幕した。開幕式には温家宝総理、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国、韓国、日本、欧州連合(EU)、欧州委員会の首脳39人が出席し、ASEM創設10周年を祝った。
各国代表団は同日午後2時にヘルシンキのコンベンションセンターに集合した。各国首脳は、ASEM創設以来の政治対話、経済協力、人文交流の進展を前向きに評価。新しい時代の情勢下でアジア・欧州諸国は相互に依存し、相互に必要な存在だとして、ASEMの場を十分に活用し、協力を強化していく必要性を強調した。
続く全体会議では「世界的な課題への共同の対処」をテーマに議論が進められた。首脳会議で温総理は「アジア・欧州協力を深め、課題に共同で対処する」との題でスピーチを行った。
「人民網日本語版」2006年9月11日