商務部外国投資管理司の騫麗芳副司長は10日、第10回中国国際投資貿易商談会が主催した「海外企業による船舶設備投資シンポジウム」に出席した際、「中国は『海外企業の産業投資指導リスト』のさらなる調整を進め、海外投資家が合資・合弁を通して、高技術力・高付加価値の船舶および関連設備への投資を行うよう誘導し、中国造船業の発展強化を推進していく」と発言した。

騫副司長によると、現在中国には中外合弁の船舶設備メーカーが45社、外資系メーカーが40社ある。国は今後、武漢市や大連市などの船舶設備工業パーク建設を積極的に推進し、海外メーカーの中国移転や集積を呼び込む方針だ。

国防科学技術工業委員会の張相木副司長は同シンポジウムで、「2010年には国内船舶設備市場の規模は420億元を超える見込み。外資系企業が中国船舶設備業の発展を支える重要な力になるだろう」と指摘し、外資系企業の合併・買収（M&A）による国有企業改革への参加を奨励し、特定分野における外資系企業の株式保有や独資企業設立を承認していく国の方針を明らかにした。

「人民網日本語版」2006年9月11日