国内外にその名が知られる高原都市、西蔵(チベット)自治区の拉薩(ラサ)市はかつて、中国の他の地域からは、はるかに遠く離れた都市だった。しかし、西蔵へ通じる国道、航路が続々と開通し、そして2006年7月、青蔵鉄道が全線開通してからは、拉薩と中国の他地域、拉薩と世界との関係はいっそう親密なものとなった。長い歴史を持つこの都市は、伝統的な宗教精神や文化的な息遣いがあふれる一方で、近代的な風情が交じり合う都市へと新しく変化を遂げた。
「人民網日本語版」2006年9月12日