国家標準化管理委員会はこのほど、「地上デジタルテレビ放送国家規格」を発表、来年8月1日に施行される。国家広播電影電視（ラジオ・映画・テレビ）総局（以下国家広電総局と略称）科学技術司の王聯・副司長はこれについて、デジタルテレビ放送の伝送システム規格には、地上伝送規格、地上有線伝送規格、衛星伝送規格の3大規格があると説明している。今回発表された「地上デジタルテレビ放送国家規格」は、地上無線デジタル放送を対象とした基礎的な規格。規格発表から来年8月1日の施行までの間に、関連する規格を完成させる必要があるため、国家広電総局は今後、室内で受信する場合や携帯電話で受信する場合の最適モードをチェックするなど、この伝送方式基準に対し、100種以上の操作モードによる測定テストを実施する。

同規格の確立により、単一機能しか備えていない地上無線デジタルテレビ放送にマルチメディア発展の道が開かれることになった。これは中国の地上デジタル放送にとって重要な進歩だ。同規格が出来上がって初めて、その他何十種類もの規格がひとつひとつ完成する。地上無線デジタルテレビ放送は来年、テスト放送に入る。

「人民網日本語版」2006年9月14日