9月19日、チャイナ・テレコムとマイクロソフトは、インターネットサービスの分野で、検索サービスでの提携を始動し、マイクロソフトがチャイナ・テレコム2500万を超えるブロードバンド・ユーザーにLive検索サービスを提供することを宣言した。これはマイクロソフトが中国の主導的電信運営業者と中国で初めて全国的範囲での提携をおこなうことでもある。
8月上旬、マイクロソフトはIEブラウザとヤフー中国検索との提携を中止し、その数日後、チャイナ・テレコムはヤフー検索との提携をも終了した。今から見れば、これらすべての出来事は偶然でないことが分かる。
チャイナ・テレコムとマイクロソフトが戦略的提携関係を結び、チャイナ・テレコムの114インターネット検索は、マイクロソフトのlive検索技術を採用し、インターネット検索業界に正式に仲間入りすることになったわけである。マイクロソフトはチャイナ・テレコムのオンライン・サービス114検索のためにエンジン・サポートを提供する。114はもともとチャイナ・テレコムの音声電話番号検索サービスプラットホームであったが、チャイナ・テレコムはそれを全面的にバージョンアップさせ、音声からインターネット検索へと広げた。それで、チャイナ・テレコムは最終的には期待し続けていたインターネット検索業界に仲間入り、マイクロソフトもチャイナ・テレコムの力を借りて、Baidu
、Googleに追いつこうとしている。
これまで、マイクロソフトはチャイナ・テレコムとの提携のために2100万ドルも費やしたともいわれているが、提携の金額については、マイクロソフトのオンライン・グループの総経理羅川氏とチャイナ・テレコムのインターネットや付加価値業務事業部の総経理楊可可氏は沈黙を保っている。
「チャイナネット」2006年9月21日