国家発展改革委員会は現在、エネルギー政策の透明度を高めるため、エネルギー局とマクロ経済研究院に「中国エネルギー政策白書」の作成を進めさせている。中国のエネルギー戦略と目標を提示し、エネルギー政策を紹介することで、政策への国際的な透明度・認知度アップと国際エネルギー交流と協力の促進につなげ、中国のエネルギー事業の発展のために望ましい国際環境を整えることを目指している。草稿はすでに完成しているという。
中国は2005年、1次エネルギーの生産量が標準石炭換算で20億6千万トン、消費量が同22億2千万トンに達し、世界第2のエネルギー生産・消費国となった。エネルギー自給率93%。同年の石油輸入量は1億3600万トンで、世界の原油取引量の約6%を占めた。
中国政府は1995年と1997年にも、年次発展報告の形で「中国エネルギー白書」を発表した。現在、中国のエネルギー需給状況とエネルギー政策には大きな変化が起きており、国と政府がエネルギー戦略・方針・政策を総括・説明し、国際的な認知度と透明度を高めることが、中国のエネルギー発展において差し迫った必要となっている。
「人民網日本語版」2006年9月26日