青蔵鉄道は現在、秩序をもって正常かつ安全に運行している。凍土区間の路盤の基礎は安定し、列車の運行による沿線の生態環境への影響もなく、旅行客の安全も保障されているなど、同鉄道は暖季のさまざまな課題を基本的に克服したといえる。鉄道部の孫永福・元副部長が28日明らかにした。
同鉄道工事により、「永久凍土、低酸素の高寒冷地、脆弱な生態環境での鉄道建設」という、世界の鉄道建設における難問が解決された。凍土テスト区間での5年間にわたる観測の結果、同鉄道の凍土区間の路盤の沈下ペースは年間2センチメートルを下回り、路盤の基礎の安定ぶりを示した。ここから同鉄道が暖季の試練を基本的に克服したことがうかがえる。アジア国際凍土会議に参加した国内外の専門家が今年8月に実地調査を行った結果、同鉄道は世界最先端の凍土技術を体現し、最新の凍土工事を代表するものであり、その成果は他国の参考になるとの見方が示された。
「人民網日本語版」2006年9月29日