国連人間居住計画(国連ハビタット、本部:ナイロビ)のティバイジュカ事務局長(国連事務次長)は4日ロシアで、江蘇省揚州市に2006年度の「国連ハビタット賞」を授与した。
揚州は2500年の歴史をもつ文化都市。近年は工業化や都市化を推進する中で古い町並みの総合的な保存に努め、古い文化と現代の文明がともに輝きを放つ都市の建設を目指している。
国連ハビタット賞は、国連ハビタットが1989年に設立した人間の居住空間に関する最高の栄誉であり、居住環境の改善で際立った成果を挙げた政府、組織、個人、プロジェクトに対して贈られる。今年は世界から5つのプロジェクトが選ばれた。中国は1990年から同賞の選考に参加しており、これまでに河北省唐山市、浙江省杭州市、内蒙古自治区包頭市、福建省廈門(アモイ)市、山東省煙台市、同威海市が同賞を受賞し、今回の揚州市で7都市目になる。
「人民網日本語版」2006年10月6日