国連のアナン事務総長や、アメリカのブッシュ大統領、ロシアのアレクセイエフ外務次官らが11日、六カ国協議の枠組みの中で朝鮮半島の核問題を解決するよう朝鮮に求めた。これに対して、朝鮮外務省の報道官は同じ11日、対話と協議を通じて半島の非核化を実現する用意がある、と表明した。
アナン事務総長は、情勢をさらに悪化させないよう朝鮮に求め、「朝鮮半島の核問題は政治的対話を通じて解決しなければならない」と強調した。
アメリカのブッシュ大統領は「国連など各方面との協力を強化して、六カ国協議の枠組みで問題を解決するよう努力する」と表明した。
ロシアのアレクセイエフ外務次官は11日「ロシアはいま、六カ国協議の関係国と協議を行なっており、朝鮮の核実験によって起こされた複雑な情勢に共同で対応していく」と表明した。
こうした各国の反応に対し、朝鮮外務省の報道官は11日、ピョンヤンで談話を発表し、「朝鮮は核実験を行なったものの、対話と協議を通じて朝鮮半島の非核化を実現しようとする立場は『いまだに変わっていない』」と述べた。
「CRI」 2006年10月13日