国連安全保障理事会は14日午後、朝鮮の核実験問題についての第1718号決議を全会一致で可決した。
中国の王光亜国連大使は表決後、中国の立場を次のように述べた。
朝鮮半島の非核化と、朝鮮半島および北東アジア地域の平和と安定を守るという大局から見て、中国は安保理の適度な対応に賛同する。安保理の行動は国際社会の断固とした立場を示すもので、また朝鮮半島核問題の対話による最終的な平和的解決に、有利な環境を生むものであるはずだとわれわれは主張する。
中国政府は朝鮮半島の非核化、朝鮮半島の平和と安定維持に一貫して力を尽くし、朝鮮半島核問題の外交手段による平和的な解決を主張してきた。中国側はこれにたゆまぬ努力をはらい、6カ国協議を進展させ、「共同声明」の調印へと各国を促した。いま、朝鮮の核実験という消極的な事態に発展しているが、中国のこのような政策は何ら変化しておらず、6カ国協議が関連問題を解決する現実的ルートであると、まだ認識している。中国は武力に訴えることに断固反対する。
「人民網日本語版」2006年10月16日