東北農業大学と哈爾濱(ハルビン)科学技術局および提携企業は14日、成体の体細胞を核とした「クローン豚」の技術研究に成功したと対外発表した。クローン技術を利用した豚3頭(「東北民豚」という品種)が10月12日に誕生し、その後の発育も良好だという。
プロジェクト責任者の東北農業大学生命科学学院の劉忠華博士によると、今回のクローン豚が過去の例と異なる点は、核が豚の成体細胞に由来していること。生まれた3頭の元となった細胞は、出生3日後の子豚から提供されたものだという。
東北民豚は繁殖力や環境適応性が高く、肉質が良いことなどから、国の重点保護品種に指定されている。
「人民網日本語版」2006年10月15日