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潘基文氏の当選と朝鮮半島核問題

国連関連の2つのニュースが最近、特に注目を集めている。1つは、第61回国連総会で13日、韓国の潘基文外交通商相が第8代国連事務総長に正式に任命されたことだ。アジア出身の事務総長は、ミャンマーのウ・タント氏に続き2人目となる。もう1つは、14日の安全保障理事会で、朝鮮の核実験に関する安保理決議第1718号が、全会一致で採択されたことだ。

事務総長選が強い関心を集めるのは、世界が現在、大変動期、大調整期にあり、平和、発展、協力の推進において国連がより建設的な役割を積極的に果たすことに、国際社会が強く期待していることを示している。国際情勢の変化における新たな特徴の1つは、60年の歴史を持つ国連自体も、貴重なチャンスと厳しい試練に直面していることだ。例えば、平和が永続し、等しく繁栄する調和的世界を構築するために、引き続きどのように重要な役割を発揮していくか、朝鮮半島核問題を含むさまざまな国際問題の平和的解決をどう促進するかなどである。こうした試練性の高い大テーマを前に、大きな期待を託される潘氏は「任重くして道遠し」といえよう。

手を焼く多くの国際問題を前に、潘氏がまず注目するのは朝鮮半島核問題である。潘氏は核問題解決のため、事務総長就任後に訪朝する意向を示している。潘氏は、朝鮮半島出身の韓国人として、朝鮮核危機の解決では自分自身が前任者よりも「より明らかな強みを持つ」としている。潘氏は核問題解決のため関係各国との調整に手を尽くし、朝鮮に対しては、経済や社会などさまざまな困難に、より「現実的で賢明な」姿勢を取るよう促すだろう。潘氏は「国連は朝鮮への制裁発動を決定したが、朝鮮半島情勢を悪化させないため、話し合いによる問題解決の余地を依然残している」と表明している。

激化し続ける近年の朝鮮半島核問題は、国際社会全体の政治的知恵を試し続けている。安保理決議第1718号は朝鮮の核実験に対し、国際社会の厳しい非難を表明する一方、武力行使容認の可能性を排除している。しかも、全面制裁はまだ発動せず、朝鮮の決議順守状況を見て調整し、制裁を一時停止または解除するとしている。これによって決議はよりバランスのとれたものになり、国際社会が引き続き協議を強化し、協調を密に、冷静に対応し、政治ルートや6カ国協議の早期再開などの外交努力を通じて核問題を解決する可能性が保たれた。核問題に関する潘氏のこの度の態度表明は、国際社会の普遍的な立場と共通認識を適切に表している。

事務総長就任後に意向通り訪朝できるかどうかに関わらず、朝鮮半島核問題において表明したその良好な政治意欲が、関係各国からの「現実的で賢明な」注目を受けるに値することは確かだ。

「人民網日本語版」2006年10月18日

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