北京市政府食品安全弁公室は23日、大閘蟹(上海蟹)についての検査測定結果を公表、北京市で販売されている大閘蟹から有害物質は検出されず、市民は安心して食用できると発表した。
陽澄湖産大閘蟹から発ガン物質であるニトロフラン類が検出されたという中国台湾関連部門のコメントを受け、同弁公室と北京市工商局は対策チームを作り、大閘蟹に対するサンプリング検査を実施した。同弁公室は北京市内の主要な大閘蟹水産市場で合計20杯を検査。対象品の主な産地は江蘇、安徽、湖北の各省で、検査の結果、北京市場の大閘蟹はすべて、全指標において合格基準を満たしていることが判明した。
今が大閘蟹の販売ピーク期であることから、同弁公室は直ちに関連部門を組織して、市場の上海蟹製品に対するサンプリング検査にいっそう力を入れる方針。
同弁公室はまた、大閘蟹や関連製品などを購入する場合は、スーパーマーケット、正規の水産物小売市場、大閘蟹専売卸売販売店に足を運ぶよう、広く消費者に呼びかけている。
「人民網日本語版」2006年10月24日