中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)対話関係構築十五周年を記念すると同時に、現在の中国社会の様相と映画芸術の成果をより多くの人たちに知ってもらうため、五つの映画からなる「中国映画週間」が10月26日から11月5日にかけてバンコクで上映されることになっている。
今回の「中国映画週間」で上映される映画は、『テコンドー』『情人結(恋心)』『諾玛的十七歳(17歳になったノマさん)』『浪漫女孩(ロマンチックな少女)』『誰説我不在乎(私が気にしてないって)』などがある。そのうち、『諾玛的十七歳』は、第14回ロサンゼルス・サンノゼ国際テレビ・フェスティバルで世界最優秀視覚グランプリ、第10回華表賞の最優秀劇映画と第10回中国大学生映画フェスティバル審査委員会グランプリに入賞している。
タイ駐在中国大使の張九桓氏は、26日の中国映画週間の開幕式で、次のように述べた。
15年らい、中国とASEANが相互尊重、平等、信頼、協力という主旨に基づいて、政治、経済と貿易、安全、文化および民間交流など、幅広い分野で効果的な交流と協力を行い、地元における地域の安定と繁栄を促進すると同時に、世界の平和と発展にも積極的に貢献してきた。今回の映画週間に参加した五つの中国映画は、それぞれ異なった側面から観客に改革開放と現代化建設の過程における中国の姿を描いた絵巻物を提示し、観客に喜びと啓示をもたらされることに期待をかけている。
伝えられるところによると、近年らい、中国とASEANの文化の協力と交流は著しい進展を遂げた。中国とASEANの国々とは、文化の交流の面で先天的優位がある。2004年にタイで「中国春節文化週間」が催されていらい、毎年の春節の期間にASEANの国々で催されている「中国文化週間」のイベントは、地元の人々に心から歓迎され、積極的な協力をも得ている。昨年のASEAN諸国との文化交流プロジェクトは500件を上回るものとなっている。
今回の「中国映画週間」は、タイ駐在中国大使館、タイ外務省、文化省によって共催され、タイに留学している中国人学生の大学同窓会総会がアレンジしたものである。
「チャイナネット」2006年10月27日