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ケイタイ市場の新成長スポットは農村部

中国情報産業部の最新統計データによると、中国のケイタイ普及率は急増しつづけ、3人のうちに1人がケイタイを利用し、普及率が最高の北京市では、ケイタイは一人一個を上回っることになった。ケイタイ産業にとっての次の成長スポットは農村部と見られている。

先般、中国情報産業部はオフィシャルサイトで2006年1-9月の経済運行指標を公表した。当面、中国のケイタイ利用者は3-4億世帯に達し、さらに月間に500万世帯増が見込まれている。北京市のほか、上海市、広州市もケイタイ普及率が高い都市である。上海市のケイタイ普及率は百人に88で、広州では百人に77に達した。

中国はすでに世界最大のケイタイ電話のマーケットとなった。2006年1-9月におけるプロバイダーの収入は4800億元に達したが、ほとんどの大都市ではケイタイ市場がすでに飽和状態にあり、成長は鈍化している。農村部人口の8億人で計算すれば、ケイタイ普及率はわずか10%余であるので、大きな潜在力が存在している。

中国政府が呼びかけている「すべての村にケイタイの信号が到達できるプロジェクト」が実施されてから、2005年にチャイナモバイルグループ(中国語名:中国移動グループ)は農村部に90億元を投下しており、今年は40億元に達した。今や、農村部市場の潜在力が注目されることになり、チャイナモバイルの新規増加ユーザーと収入のうち、農村部からのものが最も大きなものとなる。2006年1-9月における新規増加収入の50%以上は農村部市場からのものである。

中国情報産業部の先般発表した公告によると、中国の98%以上の村には電話が通じているが、都会から遠く離れた一部の農村、貧困地域、西部地域の農民はまだこの現代文明の成果を享受しえないでいるので、次の目標は、すべての村に電話が通じるということであろう。

「チャイナネット」 2006年10月30日

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