ここ数年、中国―ASEAN自由貿易区構築の推進にともない、広西チワン族自治区とASEAN諸国の貿易は急速な発展を遂げている。
広西チワン族自治区貿易促進会によると、現在、ASEANはすでに7年連続広西チワン族自治区の最大の貿易相手となっており、ASEANはまた広西チワン族自治区の外資導入対象国となっている。
2001~2005年の広西チワン族自治区とASEANの輸出入貿易総量は41億ドルで、広西チワン族自治区の対外貿易総額の24.3%を占め、そのうち2005年の輸出入額は12.24億ドルで、広西チワン族自治区の輸出入貿易総量の23.6%を占めている。ASEANは7年連続広西チワン族自治区の最大の貿易相手となっている。
ASEANはまた広西チワン族自治区の外資導入の主要対象でもあり、その契約ベース外資導入額と実質外資導入額はいずれも二位となっている。2005年現在、ASEANは広西チワン族自治区に387社を設立しており、契約投資額は12.5億ドル、実質投資額は7.2億ドルに達している。そのうち、シンガポールの広西チワン族自治区への投資は最も多く、契約投資額は5.4億ドル、実質投資額は3.4億ドル。
広西チワン族自治区のASEANへの投資の足取りも絶えず加速している。1984年いらい、広西チワン族自治区はASEAN7カ国に81の投資プロジェクトを推薦し、契約投資総額は5859万ドルとなっている。プロジェクト請負の面で、1998年~2005年に、広西チワン族自治区のASEAN諸国におけるプロジェクト請負契約額は2.6億ドルとなっている。
業界筋は、広西チワン族自治区とASEAN間の経済・貿易協力拡大におけるプラス要因は、便利な交通運輸条件、相互補完の産業協力、良好な貿易関係、安定した周辺関係などであると見ている。さらに重要なのは、2回の中国―ASEAN博覧会と中国―ASEANビジネス・投資サミットの広西チワン族自治区での開催は広西チワン族自治区の世界への影響力を大きく向上させ、さまざまな側面で広西チワン族自治区とASEANの経済往来を促すことになった。
中国―ASEAN対話関係構築15周年記念サミットは10月30日、広西チワン族自治区で開催されることになっている。
「チャイナネット」2006年10月30日