第19回東京国際映画祭は北京時間29日、閉幕を迎えた。同映画祭において、呂楽(ルー・ユエ)氏が監督した中国映画「十三カ(木へんに果)泡桐(十三の桐)」が審査員特別賞を受賞した。また香港映画「父子」は「アジアの風」部門の最優秀作品として「最優秀アジア映画賞」に選ばれたほか、東京映画祭の「最優秀芸術貢献賞」を受賞した。
「十三の桐」は、中国西南部にある泡桐樹中学校(日本の中学校と高等学校に相当)に通う高校生たちの物語を描いたもので、役者はすべて同年齢の素人の少年たち。「陽光燦爛的日子(太陽の少年)」(1994年、監督:姜文)に続く、成長期の少年たちの生活を描いた作品となっている。「父子」は、家族3人の感情が入り混じり、価値観が崩壊してゆく過程を描いた作品。
写真左:「最優秀芸術貢献賞」を受賞した「父子」の譚家明(パトリック・タム)監督と主演女優の楊采ニ(チャーリー・ヤン)
写真右:「十三の桐」の呂楽監督と主演女優の劉欣(リウ・シン)=27日渋谷
「人民網日本語版」2006年10月30日