昨年の第一回中国・ASEAN舞踊フォーラムが収めたすばらしい成果を踏まえ、中国舞踊協会は南寧市人民政府とともに10月29日から31日まで広西チワン族自治区の南寧市で、第二回中国・ASEAN舞踊フォーラムを共催することになった。このフォーラムは中国『舞踊』雑誌社、南寧市文連及び大地飛歌会社によってアレンジされるもの。
中国もASEAN諸国も悠久な文化の伝統があり、舞踊分野においても長い歴史がある。しかし、現在のグロバール化、国際化及び情報化のうねりに乗って世界各地に伝播している欧米の文化及び現代芸術の影響に直面して、どうのように在来の舞踊、文化を保護し、伝承し、普及させるかという課題は中国とASEAN諸国にとっての共同のチャレンジとなっており、中国・ASEAN舞踊フォーラム開催のきっかけともなった。
今回のフォーラムの出席者には、中国及びASEAN諸国の著名な舞踊家、芸術活動家、文芸理論の専門家と学者のほか、中国とASEAN諸国の文化省担当官、ASEAN事務局の代表なども含まれている。
フォーラム開催期間には、中国とASEAN諸国の舞踊専門家たちが、中国広西チワン自治区芸術付属学校の教育成果を見学し、在来の舞踊など非物質文化遺産を保護・普及する面での成果、方式及び経験について交流し、どのようにして中国・ASEAN舞踊分野における協力を強化するかについて討論を行い、中国とASEAN諸国との舞踊、文化の交流を深めることを目指している。これらの活動を通じて、最後『中国・ASEAN舞踊フォーラム・南寧宣言』を起草し、専門家の討議を経って採択することも今回のフォーラムの重要な目的の一つである。
今年は中国・ASEAN対話関係構築15周年にあたり、「中国・ASEAN友好協力年」でもある。第二回中国・ASEAN舞踊フォーラムの開催と同時に、中国・ASEAN対話関係構築15周年記念サミット、第3回中国・ASEAN博覧会も盛大裏に行なわれている。
「チャイナネット」2006年10月31日