第3回中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)博覧会が10月31日に開幕し、中国とASEAN各国は国際国内の投資協力プロジェクト契約を次々に結んでいる。
同博覧会の集中契約式典が31日午後に行われ、ベトナム、インドネシアなどのASEAN各国とアジア、欧米、香港・澳門(マカオ)・台湾および中国大陸部のバイヤー間で80件、総額約31億ドルの国際投資協力プロジェクトが結ばれた。国内協力プロジェクトも100件あり、投資総額は約300億元。
今回の博覧会は前2回と比較して、大型プロジェクトの占める割合が高くなった。国内協力契約プロジェクトの中で、投資額が1億元を上回るものが75件あった。中国と欧米各国のプロジェクト契約も大幅に増加した。同博覧会の影響力が強まるにつれて、商業貿易、物流、ソフト、情報などの中間サービスが、中国・ASEAN各国が経済貿易協力するうえでの新たなホットスポットとなっている。
31日以降もプロジェクト契約は次々に結ばれている。博覧会投資促進部によると、現時点までに762件の契約が結ばれている。契約が確定した中国とアセアン各国の提携プロジェクトは57件。工業、農林・牧畜・漁業、鉱産物開発と加工、ハイテクなどの業種に及んでおり、契約件数と金額は前回と比較してともに大きく増加している。
「人民網日本語版」2006年11月2日