中国・アフリカ協力フォーラムの第2回中国アフリカ企業家大会の閉会式およびプロジェクト調印式が5日、北京で行われた。
調印式では、国家開発銀行など11の中国企業とアフリカ企業との間で協力合意14件(事業総額約19億ドル)が調印された。これにより今後、アフリカ11カ国を対象に、インフラ整備建設、通信・技術設備輸出、資源開発、金融・保険などの各分野で事業が進められる。
調印式では中国・アフリカ聯合工商会の設立合意も調印され、同会が正式に発足した。同会は、中国・アフリカ協力フォーラムの重要な後続活動の一つ。設立合意に基づき、双方は今後▽情報の迅速な交流ルートの確立▽企業への双方向、互恵、持続的な技術的・専門的支援の提供▽交易会、展覧会、シンポジウムなどのビジネス活動の企画・実施――などを進める。このほか設立合意には、中国、アフリカともに、双方の企業のニーズを理解し、さまざまな方法を用いて企業を支援し、双方の企業が話し合いや仲裁、調整といった訴訟以外の手段で問題の解決をはかるよう奨励する必要があることが明記されている。
同日には、双方の企業代表約1500人が、農業、鉱業、エネルギーなど14分野での協力をめぐり、話し合いと交流を行った。
「人民網日本語版」2006年11月6日