「中国・アフリカ協力フォーラム」北京サミットは5日、円卓会議を開き、北京サミット宣言と北京行動計画(07~09年)を採択した。サミット宣言は重大な国際問題に対する双方の見解と主張を重点的に反映し、双方の新たな戦略的パートナーシップの構築と発展を宣言。北京行動計画は主に、今後3年間の双方の社会協力の計画と内容を明らかにした。胡錦涛国家主席は会議を総括して、次のように述べた。
中国は発展途上国の一員であり、発展途上国との団結と協力の強化は、中国外交の礎石である。世界平和の維持や共同発展の促進への過程において、中国は常に、アフリカ諸国を含む数多くの発展途上国とともにある。
第1に、中国は永遠に、アフリカの平和と安定を促進する、信頼できるパートナーである。中国は引き続き、アフリカの平和と安定の実現のために、政治的・経済的・外交的支持を提供し、国連とアフリカ連合(AU)が一層の役割を発揮することを支持し、アフリカでの国連平和維持活動に積極的に参与していく。中国はアフリカ内部の対立と紛争の解決に、建設的な役割を発揮していきたい。
第2に、中国は永遠に、アフリカの発展と繁栄を実現する、信頼できるパートナーである。中国は対アフリカ協力の強化と自国の発展をさらに緊密に連携させ、アフリカに対する市場開放、投資、援助、技術移転、人材育成を一歩一歩拡大していく。中国は、アフリカ諸国が自国の国情に合った発展路線、発展モデルを模索することを断固として支持し、自主発展能力の強化を支持する。
第3に、中国は永遠に、国際問題へのアフリカの参与を支持する、信頼できるパートナーである。中国は国際問題でアフリカが一層の役割を発揮することを支持し、アフリカとの調和と協力を強化し、世界の政治・経済・貿易・金融体制の、さらに公正で合理的な方向への発展を共に促進していく。中国はこれまでと同様に、アフリカ諸国が正当な権益を守ることを支持し、国際社会がアフリカへの関心と投資を強化するよう、積極的に促していく。(編集NA)
「人民網日本語版」2006年11月6日