このほど、EU(欧州連合)とアジアの投資に関するフォーラムが中国西南部の都市成都で開かれた。7日に発表された成果報告書によると、EUはアジアとの貿易分野で新しい戦略の展開を試み、中国とEUの企業に対して、地域間の幅広い互恵協力を奨励することが明らかになった。
EUの在中国代表団のハイレベルの担当官は、「互恵と共栄を求めることが、EUとアジアが貿易政策を制定する重点となっている」と述べた。
また、EUは10月24日に対中政策の文書を正式に発表した後、アジア全般に対する貿易政策を適時に調整し、一連の望ましい政策を発表する予定である。その基調は、対話を踏まえた交流と協力を展開し、さらにより公平な競争環境を創出することである。
現在、中国はすでにEUの2番目の貿易相手国となっており、EUは中国にとっても最大の貿易パートナーである。EUの統計によると、今年の1月から7月末まで、中国の対EU輸出額は720億ユーロに達し、アメリカの対EU輸出額の740億ユーロに次いで2位となった。
「CRI」2006年11月8日