アジア太平洋放送連合(ABU)の第43回総会が7日、北京で開催された。開幕式には中国の陳至立国務委員が出席し、あいさつの中で次のように述べた。
中国政府はABUの活動とアジア太平洋地域の放送分野における交流・協力を一貫して支持し、同地域の放送の繁栄・発展と社会の進歩のために、より大きな貢献をしていく。2008年の北京五輪開催期間およびその準備期間には、五輪報道の国際的慣例を十分に考慮し、中国政府が五輪招致活動の中で提起した承諾事項に基づいて、各国の放送・メディア関係者に迅速、高効率かつ高品質なサービスを提供するよう努力する。今総会では▽2008年北京五輪報道特別課題会議▽ABU全体会議・理事会▽発展途上にある放送業者のフォーラム――などが行われ、放送のデジタル化や新メディアの発展、北京五輪関連の放送・キャンペーン・報道といったテーマが重点的に話し合われる予定。中国代表は▽中国放送界の最新情勢▽地上デジタルテレビの標準▽移動マルチメディア放送▽IPテレビ▽デジタルハイビジョンテレビ計画――などについて発言する。また北京五輪組織委員会は、北京五輪の構成や放送関連の準備状況を重点的に紹介する予定。
「人民網日本語版」2006年11月8日