中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は現在、「汎アジア鉄道」の建設ペースを速めている。同鉄道は全長5500キロ。雲南省昆明を出発し、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイ、カンボジア、マレーシアを通過して終点シンガポールに到着する。これらの国々は、中国の鉄道網を通じてモンゴルやロシアの極東地域とつながり、アジア大陸を縦貫する鉄道ブリッジを形成する。中国、キルギス、ウズベキスタンの鉄道と合流して、両国の中央アジア鉄道とも連結することになる。
このほど昆明で開かれた「ASEAN―メコン川流域開発協力第8回汎アジア鉄道特別工作会議」で、中国鉄道部の陸東福副部長は、「中国は現在、国内の鉄道をどんどん建設しているところで、ASEAN諸国と一緒に汎アジア鉄道の一日も早い完成に向けて努力したい」と述べた。
「人民網日本語版」2006年11月8日