10月30日、イギリスの「ガーディアン」紙は「われわれのクリスマスプレゼントは中国製のもの」という記事を掲載した。先般、これまでにない積載トン数の大きな商船が中国を出航し、イギリスのサフォーク郡のフィリクストール港に向かって初航海をおこなった。この船は4.5万トン相当のクリスマスプレゼントやクリスマス用の食料品を積んでいた。
長さ400メートル、幅56メートル、高さ60メートルのコンテナー船「エマ・マエルスク」号は「サンタクロースそのもの」というジョークさえ耳にした。この船はヨーロッパ大陸に向かう前に、イギリスのスーパーマーケットやデパートのために3000個のコンテナーを積揚げすることになっている。この船と積載されているビスケット、DVDプレーヤー、玩具、ジグソー・パズル、衣料についていろいろな議論がある。つまり、中国から輸出されたモノがますます増えている、ということである。
2005年に、イギリスから中国に輸出された品物は28億ポンドを上回るものであったが、中国から輸入された品物は約160億ポンドにも達した。これは、1980年のそれの30倍である。イギリスはヨーロッパにおける中国の三番目の貿易パートナーであるが、中国の世界貿易総額の中では2%以下しか占めていない。
この船のオーナーであるマエルスク氏は、「エマ・マエルスク」号のような、ほかのマンモスコンテナー船7隻を新たに建造している。同社のスポークスマンは「コンテナー船は玩具やゲーム機を詰め込んだコンテナーを満載している。今は、デパートにとってクリスマスのグッズを仕入れる上でのピークである。MP3プレーヤー、靴下、クリスマスプレゼントを入れるためのケース、装飾品およびビスケット、ひいてはクリスマス用の食料品など、われわれのすべてのクリスマスプレゼントはメード・イン・チャイナのものである」と語った。
「チャイナネット」 2006年11月10日