11月7日、本部がスイスにある国際文化保護組織――「ニュー・セブン・ワンダーズ財団」は、「世界の旅」の中の中国の旅を始め、9日、「新・世界七不思議世界一周旅」というPRビデオの撮影を、北京の八達嶺長城で始めた。中国の長城はこの財団の企画する旅におけるアジアでの最初の到着地である。
「中国の長城は、世界で認められる際立った技芸を集積した築造物で、古代中国の領土を守るための信じられないほどのスケールの障壁だった」と、財団の責任者は万里の長城に高い評価を与えた。
先般、この財団は、「新・世界七不思議」を選定するために世界中からの投票を呼びかけることになった。その結果は2007年7月7日に公表されることになっている。世界各地における21の築造物が最終候補として挙げられており、中国の万里の長城もその一つ。現在、長城はランキングでは4位となっている。日本では京都の清水寺が候補として選ばれている。
二千年前、フィロンというローマ帝国の芸術家と建築家が「世界七不思議」を選んだことがあるが、しかし、今では、エジプトのピラミッドがちゃんと残っているほか、その他のかつて七不思議といわれた築造物のほとんどは地震や人為的破壊などで姿を消している。
「チャイナネット」 2006年11月10日