米経済誌「フォーブス」はこのほど、世界で最も信頼できる企業200社の2006年ランキングを発表した。中国大陸部からは海爾(ハイアール)(25位)、青島ビール(68位)、伊利(96位)、聯想(レノボ)(127位)、上海汽車(138位)、第一汽車(171位)、徳力西(181位)の7社がランク入りした。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
同ランキングは国際的な評価の研究機関Reputation
Instituteが始めたもので、世界で最も大きく、最も影響力のある企業群に対する信用評価の番付だ。今回のランキングのデータ収集期間は、今年3月1日から4月30日までの2カ月間。期間中Reputation
Instituteは世界の6大陸・25カ国の消費者3万人を対象にオンライン調査を実施し、回答者は自国の企業についてのみ評価した。こうして世界の大企業600社が選考対象に選ばれた。
Reputation
Institute中国分院の潘少華院長(博士)は「今回大陸部企業7社が上位200社入りしたことは、各社の企業文化が重点ポイントをうまくとらえていることを物語る」と指摘しつつ、「しかし各国の企業評価の内容や上位200社入りした企業数をみると、中国の状況は楽観できるものではない。大陸部企業60社が選考対象に上ったが、うち200社入りしたのは7社だけだ。インドは30社が選考対象となり、うち6社が200社入りしている」と述べた。
「人民網日本語版」2006年11月30日