瀋陽市国有資産監督管理委員会(国資委)は29日、瀋陽機床(集団)公司の一部株式、公開譲渡説明会を上海で行なった。「遼寧日報」が伝えた。
瀋陽市国資委は今回、同委員会が保有する旋盤メーカー中国最大手・瀋陽機床集団の株式49%を公開譲渡する。株権譲渡により、国内外の戦略投資家を瀋陽機床集団に導入し、規範化された株式制企業への改革を行い、同集団の国際競争力を高め、健全な急成長を保障する体制作りを目指す。
瀋陽市国資委が説明会で提示した株式譲渡条件は次の通り。
(1)投資家は株式買収後5年以内、株譲渡ができない。
(2)原則として、2~3の投資家が株式の49%を譲り受け、持ち合う。各投資家はそれぞれの独立性を保ち、単一投資家の持株率上限は30%とする。
(3)海外投資家の持株率上限は30%とする。
世界旋盤メーカー10強に数えられる瀋陽機床集団の額面資産総額は86億6千万元、純資産は23億6千万元。今年の売上高は80億元の予想。
「人民網日本語版」2006年11月30日