香港の孫文記念館が長年にわたる準備期間を経てこのほど完成し、12日から一般に開放されることとなった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
香港歴史博物館の丁新豹・総館長によると、同記念館は4階建てで、総面積は約2560平方メートル、館内にはそれぞれ「孫文と近代中国」、「孫文の時代の香港」と題された2つの常設展示がある。また、記念館の立てられた場所であり、歴史的建築物でもある「甘棠第(コムトンホール)」の「歴史と修繕作業」と題された展示ホール、孫文および辛亥革命に関係する講演や展覧が定期的に行われる講演ホール、「AV室」「相互学習室」などがある。
丁総館長は「孫文は中学・高校と大学時代、それぞれ香港の抜萃書室、中央書院、香港西医書院で学んだ。孫文の革命事業と香港は非常に深い関係がある」と述べた。
「人民網日本語版」2006年12月5日