広州市場でこのほど、SK-II化粧品の販売が再開されたのに続き、北京でも販売が再開される。北京で最初にSK-IIの販売カウンターを再設置するのは中友百貨で、12月8日からということだ。「北京晨報」の記者が4日、明らかにした。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
中友百貨の余総経理は、同店が北京のSK-II販売再開第一号店である点について若干の驚きを示したものの、非常に落ち着いて「以前の場所に設置し、契約形式の変更はありません」と述べた。
業界関係者は、中友百貨以外に双安商場もSK-IIとの契約継続の意向を示しているとした。双安商場の岳燕燕総経理(化粧品調達部経理)は、「専売カウンター再設置の日にちについてはP&G社(中国名:宝潔公司)からの回答を得ていないが、12月中旬までには再開する予定」と述べた。広州百貨大厦でSK-II販売再開初日の売上が同類商品の3位となったとの情報を受けても、岳総経理はSK-IIの販売再開後の見通しについて慎重な態度を崩さず、長期的な観察が必要だと述べた。
SK-II販売再開後の市場の反応がつかめないとして、多くの店舗では専売カウンターの設置を躊躇しているという。
翠微大厦化粧品部の胡萍経理は「SK-IIの市場見通しがつかめないので、12月初旬の販売カウンター設置はできない」と述べた。百貨大楼、当代商場などのデパートも慎重な姿勢を示している。胡経理は「小売業界はSK-II販売再開後の市場見通しが判断できないので、軽率にSK-IIとの契約再開を決定できない」と述べた。
「人民網日本語版」2006年12月5日