「2007年度申銀万国証券・投資戦略年次総会」が4日、上海で開かれた。中国で影響力のある証券研究機関の一つである申銀万国証券研究所は、2007年の上海・深セン300指数の目標は2150ポイントで、上昇率は約35%とした。中国新聞社が伝えた。
同研究所は次のように指摘した。
2007年の中国経済は安定成長を続け、人民元上昇予測も高まり続け、上場企業の業績も引続き回復していく。優良企業と資産がA株市場に流れ込むなどの基本要因に推されることで、中国A株市場は引続き繁栄していくだろう。
同研究所の首席経済学者の楊成長氏は次のように予測する。
2007年の中国経済は依然として比較的好景気状態を保ち続けるだろう。輸出と投資増加率が減少するのを考慮すると、2007年成長率は今年より0.7%引き下げた9.8%と予測される。中国の経済成長率は2020年まで年平均8%前後を保ち続けるだろう。2006~2016年までの経済成長率は年平均8.8%、2016~2020年までは6.5%と見込まれる。
楊氏はまた、「現在世界第14位の株式市場である中国A株は、2年以内に世界第10位に上昇し、世界の大型資本市場の道を歩き始めるだろう」と述べた。
「人民網日本語版」2006年12月5日