ASEAN・東南アジア諸国連合と中日韓の閣僚級会議などに参加するためにフィリピンを訪問中の中国の李肇星外交部長は9日、日本の麻生太郎外相やフィリピンのロムロ外相らとそれぞれ会談を行った。
麻生外相と会談した際、李肇星部長は、「歴史問題と台湾問題は、中日関係の政治基礎に関わるので、日本側が中日共同声明などの3つの政治文書の原則を守り、関連の問題を適切に処理するよう希望する」と語った。
これに対して、麻生外相は、「歴史問題と台湾問題の上で、日本側が3つの政治文書で明らかにしている原則を守る立場は変わることはない。日本は両国関係に現れた改善の勢いを歓迎し、双方が指導者の往来を増加するよう希望する」と語った。
「CRI」より 2006年12月9日