中国国務院法制弁公室外事司の呉浩副司長は、10日に開催された中国のWTO加盟5周年座談会の席で、WTO加盟時の承諾を履行するため、5年来、中国は中華人民共和国成立以来最大規模の法規、政策の整理・改正を行ったと述べ、WTO加盟は中国の法整備にも深遠な影響を与えたとしている。
呉浩副司長によると、中国の法規・制度の改正は1999年末から始まり、国務院法制弁公室の大まかな統計では、2002年12月現在、中央政府が策定・改正・撤廃した法律、行政法規、部門別の規定および関連政策・措置は1000以上に及ぶことになった。各地では2001年9月から中央政府の統一的な配置に基づいて整理が行われ、2002年6月末現在、31の省・自治区・直轄市の整理件数は200数万件を上回るものとなった。以降、中央と地方は引き続きその都度計画に基づいて大量の調整・改正を行った。
呉浩副司長はまた、次のように述べた。ここ5年、中国の法整備は急ピッチで進められており、望ましい成果を収めている。これは、中国の「法律によって国を治める」基本方針、法治国家およびWTO加盟の客観的な要請に合致するものである。WTOのルールの実施は世界貿易機関の利益に合致するばかりか、中国の利益にも合致するものである。われわれがこれを契機として、大がかりな法改正や制度の調整を行ったことは、世界貿易機関加盟国の間で高く評価されると同時に、中国の法整備も各方面において大きな成果を収めている。
「チャイナネット」2006年12月11日