釜山(プサン)アジア大会で、中国選手団は金メダル150の戦績でランキングのトップを占めた。昨今の状況から見れば、ドーハアジア大会に参加している中国選手団が金150の大台を突破するのはもう間近に迫っていると言ってもよい。12月12日、中国選手団は金13を手にし、金メダル総数は137個となった。今後の試合で、カヌーなど強みのある種目がまだたくさんあるので、金メダルの数はすでに問題にならず、注目されているのは、中国の選手たちがどの種目で突破を遂げるかということである。
12日、突破を遂げたのは劉翔選手。男子110mハードル決勝で、中国の劉翔選手は13秒15の成績でアジア大会同種目の記録を更新し、金メダルを手にした。中国の史冬鵬選手の成績は13秒28で銀メダルを獲得し、自らの最高記録をも更新した。劉翔選手のゆうゆうたる態度に比べれば、男子三段跳び決勝での中国の李延煕選手のパフォーマンスは手に汗を握らせれる場面があった。最後のトライで17m以上の成績を出さなければ一位になれない李延煕選手は17.06mの驚くべき成績で金メダルに輝いた。女子400mリレーはもともと中国の強味のある種目とは見なされていなかったが、中国の女子選手はチームワークを発揮して金メダルに輝いた。女子棒高跳び決勝で、中国の高淑英選手は圧倒的な優位で金メダルを手にした。
女子バレー決勝で、中国チームは日本チームと対戦した。第一セットで日本チームは先手を取ったが、中国チームは小山修加選手をよく牽制し、ついに3-1で日本勢を降して、金メダルに輝き、アジア大会三連覇を達成した。
写真は女子トランポリンシングルス金メダルを獲得した黄珊汕選手
フェンシング・フルーレ男子団体、女子団体、1m板高飛びの男子種目、女子種目などの強味のある種目で、中国選手は疑問をはさむ余地なく金メダルを獲得した。トランポリン決勝で、中国選手は男子種目と女子種目の金、銀を勝ち取ることにより、北京五輪の同種目で中国選手は金メダルを勝ち取る実力を持っていると見られることになった。
写真はレーザー級の金メダリストである徐莉佳選手
ヨットの試合は長時間つづく、それほど激しくないみたいだったが、競争が絶えず繰り広げられた。ほとんどのカタールの人々が眠りから覚めたばかりの頃に、中国の倪韋選手と徐莉佳選手(女子)はそれぞれ男子OP級、レーザー級の金メダルに輝いた。そのうち、レーザー級は男女混合参加の種目であった。
女子ホッケーチームは4-1でマレーシア勢を破り、決勝に進出した。男子ホッケーチームは2-1でパキスタンチームに勝ち、決勝進出。男子バスケットチームは68-52で韓国を降し、準決勝進出。
「チャイナネット」 2006年12月13日