中国の世界貿易機関(WTO)加盟の5周年記念日に当たる11日、中国商務部の易小准副部長は、「中国の発展は世界とは切り離して考えられず、世界の発展にも中国が必要だったことが加盟後5年間の実践で証明された」と指摘した。5年間の世界の経済成長に対する中国の平均貢献率は約10%。中国新聞社が伝えた。
易副部長は以下の見方を示した。
中国の発展は周辺国家の繁栄に影響を及ぼしただけではなく、東アジアの競争力と発展潜在力の向上を促進した。その上、世界各国に広大な市場を提供し、投資家により多くのチャンスをもたらし、世界経済の成長にとって重要なエンジンとなった。中国はここ5年で計2兆ドルあまりの商品を輸入、海外投資家は中国から580億ドル近くの利益を得た。
WTO加盟後、中国は積極的に多角的貿易交渉(ドーハラウンド)協議と国際貿易新規則の制定に積極的に参加、多国間貿易体制にとって重要なバランス力となった。
「人民網日本語版」2006年12月12日