遼寧省扶順市の皇家極地海洋世界で飼育されているイルカ「海海」と「楽楽」は、12月初めから食欲不振と情緒不安定が続いていた。医師が胃カメラ検査を行った結果、2頭の胃に異物が発見された。異物は重く、またイルカの胃の構造は特殊なため、いろいろな道具などを使ったが取り出せなかった。イルカの健康状況が日増しに悪化してきたため、医師と飼育係は人の腕と道具の両方を使った方法で試すことにした。しかし普通の人間の腕では長さが足りないので、海洋世界は身長2メートル36センチの鮑喜順さんに援助を依頼した。一般市民の協力もあり、2頭のイルカの胃から異物を取りだすことに成功した。
蒙古族の鮑さんは「世界一背の高い男性」として2005年にギネスブックに認められた。
「人民網日本語版」2006年12月14日