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中国の自動車産業は過小評価されていた 米GM副社長

米ゼネラルモーターズ(GM)のニック・ライリー副社長(アジア・太平洋部門社長)は、中国自動車産業について次のように述べた。

これまで自動車産業の対外開放を語るとき、中国国内の観点はいつも大きな打撃を受けるというものだった。実は中国自動車産業はいくつかの点で過小評価されていたのだ。

一つには投資家の考え方がある。数年前の中国自動車産業の全体的な技術水準と製品の品質は高くはなかったが、国際市場に参入すれば、これらの問題はすぐに解決できるものだ。例えば、3年前には上海通用汽車(上海GM)が生産する部品の多くが輸入品だった。関税を加えても国内部品よりも安かったからだ。現在では90%の部品が中国国内で調達されており、一部の部品は海外へも輸出されている。中国国内で生産される部品の価格は競争力もあり、品質も高い。

もう一つ過小評価されていたのは中国市場の発展である。これまで自動車市場の消費は公用車が中心で、多くが一括調達されていた。現在では自動車が一般家庭にも大量に普及している。このような変化により、中国の自動車市場は2002年から年平均25%を上回る急速な成長が始まった。市場参入する自動車メーカーにとっても大きな発展の可能性とチャンスを意味している。

このほか、中国の自主ブランド車の発展も過小評価されていた。数年前にモーターショーを訪れた時、自主ブランド車の技術の開発レベルはまだ低いと感じたが、今年の北京国際自動車展覧会(北京モーターショー)が私の考えを変えさせた。中国の自主ブランド車メーカーの発展は目覚しい。多くのメーカーが海外企業と合弁を結んでおり、合弁企業の発展のなかで経験を蓄積し、市場の需要が何かをつかみ、製造技術を把握し、研究開発センターを設立させ、国内外の資源利用の統合をマスターしてきた。

今後2~3年間で自主ブランド車は研究開発から品質まで、海外ブランドと肩を並べることができると考えている。

ニック・ライリー副社長は現在上海で勤務している。

「人民網日本語版」2006年12月14日

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