李肇星外交部長は20日、6カ国協議の各国首席代表と釣魚台国賓館で会談した。
李部長は「第4回6カ国協議で発表された共同声明は、6カ国協議のプロセスにおける重要な進展であり、各国の関心に配慮している。これを大切にすべきだ。相互利益とウィンウィンを実現するため、各国の当面の急務は、共同声明の実施計画を策定し、共同声明における各自の承諾を実際の行動によって履行することだ」と指摘した。
李部長はさらに「各国代表団の粘り強い努力を経て、今回の協議では、すでに多くの新たな共通認識が得られた。各国はいずれも『9・19共同声明』の履行、朝鮮半島の核問題を対話を通じて平和的に解決する意向、朝鮮半島の非核化という共通目標の堅持を再度言明した。関係各国が政治的な知恵と創造性を発揮し、1歩1歩信頼を積み重ね、共通認識を拡大していくことを希望する。中国側はこれまでと同様に建設的な役割を発揮し、各国と緊密な疎通と協力を保ち、協議のプラスの進展を促していく」と述べた。
各国の首席代表は6カ国協議の再開に重大な意義を認め、国際社会がそのプロセスを注視しているとして、各国代表団がきわめて困難かつ重要な責任を担っていることを指摘。各国は一層の共同努力を払い、困難を克服し、実質的な成果を目指すべきだとした。また、6カ国協議の再開と進展を促すため、議長国として中国が発揮した重要な役割を称賛した。
「人民網日本語版」2006年12月21日