韓国の宋旻淳・外交通商相はソウルで1月31日、今月8日に再開される6カ国協議で、05年9月の共同声明の履行に向けた初期段階の措置について、合意事項の共同文書化を望む考えを示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同相は同日の記者会見で「間もなく再開される6カ国協議では、共同声明の履行に向けた初期段階の具体的行動と措置について、各国の合意を図りたい。これまでの交流を基礎として、話し合いを通じて共同文書化することを希望する」と表明。さらに「前回の協議終了以降、韓国は朝鮮半島核問題について米国・中国・ロシア・日本・朝鮮と幅広く意見を交換してきた。各国との交流で形成された大筋の意見を基礎として、肯定的かつ積極的な姿勢で今後の協議に臨んでいきたい」と述べた。
第5回6カ国協議は05年11月の第1段階会議以降、米国による金融制裁に朝鮮が反対したことで膠着状態に陥った。各国の努力によって第2段階会議が06年12月18日から22日まで北京で開催されたが、実質的な進展は得られなかった。第3段階会議は今月8日から北京で開催される。
「人民網日本語版」2007年2月1日