朝鮮半島の核問題を話し合う6カ国協議は12日、開催5日目を迎えた。協議は最終段階に入りつつあるが、各国は残り少なくなった溝を埋めるべく、最後の努力を続けている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
6カ国協議プレスセンターによると、12日午前には中朝、中米、朝米の2国間協議が開かれる。全体会議もしくは首席代表会議は、今のところ予定されていない。
各国の態度から見て、今回の協議は12日に終わる可能性が大きい。米国と日本の代表はこの日の午前にホテルを出発する際、「今日が最終協議日であり、現在は朝鮮側の回答待ちという状況」としている。日本の佐々江賢一郎首席代表は「各国は12日中の合意へ最大限努力する」と述べた。
6カ国協議は現在、中国側が提出した草案をめぐる議論が続いている。朝鮮の核放棄と各国が提供する経済協力という議題ははっきりしているものの、具体的な条文や使う言葉の調整がまだ残る。アナリストは、「各国は大きな方向性や枠組みレベルでは合意したとみられる。最後の溝を埋める議論の段階に入ったのだろう」と指摘する。
「人民網日本語版」2007年2月12日