先般、国務院報道弁公室の記者会見で、博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの竜永図秘書長は博鰲アジアフォーラム2007年年次総会の準備状況について説明を行い、記者の質問に答えた。
竜永図秘書長はその際、今年のフォーラムの討議の内容に言及した際、アジア経済の一体化は博鰲アジアフォーラムの不変の話題であると語った。
竜永図秘書長はまた次のように述べた。
アジア地域の経済の一体化をめぐる討議は、アジアで活発に行われているが、現在最も活発に行われているのは東アジア地域においてである。しかし、アジアのあらゆる地域がアジア地域の経済一体化プロセスに参加することは望ましいことであり、東アジアだけでなく、中央アジア、南アジア、西アジアも含まれている。現情では、アジアにおいて、アジア全体を統括する協力メカニズムは1つもなく、アジア全体が参加する対話メカニズムも1つもない。その意味で、博鰲アジアフォーラムはその特別な役割を果たしており、この空白を埋めるものである。
今回の博鰲アジアフォーラムでは、2つの会議、1つは「中国・インドとアジアのその他の地域の調和の取れた発展」であり、南アジアと東アジアとの協力をより密接なものものすることが目的である。われわれはまた、アジズ・パキスタン首相を特別来賓としてお迎えし、パキスタンの中東と東アジアおよびアジアのその他の地域をつなぐ架け橋の役割に関する討論会を開くことにした。われわれがこの2つのテーマ討論会を開くのは主に、アジアの経済協力が東アジアだけでなく、アジア全体において進められるようにするためである。
「博鰲アジアフォーラムは今後、本当の意味で東アジアと南アジア、東アジアと中東、東アジアと中央アジアとをつなぐ架け橋になることを願っている」、と竜永図秘書長は語った。
「チャイナネット」2007年4月19日