博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの今年の年次総会が、20日から22日まで海南省博鰲市で開催される。01年の初開催以来、同フォーラムはすでに6年間の成功の歴史を歩んでおり、今年は第6回目の公式会議となる。これまでの総会との違いや特徴について、竜永図秘書長が語った。
今年の総会の出席状況は、博鰲アジアフォーラムの成立以来、最も奮起させられるものだ。出席が確認された国内外の賓客はすでに1300人に達しており、過去を上回る会議の規模となる。国内外の政府要人も200人以上を数え、閣僚級は40人余りだ。企業家は600人余りで、地位も最高、カバー分野も最も広範だ。
今年の総会は多くの面で注目に値する。博鰲アジアフォーラムはアジア全体の地域協力とアジア経済の一体化を推進する。アジアの経済協力に言及する場合、東アジアを指すことが多い。アジアで経済が最も活発な地域は東アジアで、南アジア、西アジア、中央アジアの関与は少ないからだ。このため博鰲アジアフォーラムは、真の全アジアの協力の場と枠組を打ち立て、全アジア経済の一体化を模索することを主眼としている。アジアは、世界で最も経済発展の急速な地域であり、アジア経済の持続的で急速な発展をどう促進するかが、今総会の中心議題となる。フォーラムでは、エネルギー問題、環境保護問題、企業の社会的責任の3つのテーマを議論する。
今総会では銀行および通信分野におけるイノベーションの役割について議論し、両分野に対するイノベーションの重要な影響について探る。
今総会では「企業家ハイレベルフォーラム」が1つのハイライトで、多数の企業家を引きつけている。企業家ハイレベルフォーラムは「青年企業家円卓会議」「国際競争力に対するアジア的価値観の影響」の2つのテーマを含む。このほか、国内外の報道陣を幅広く招待し、ムードを高めていることも、今総会のもう1つのハイライトだ。
「人民網日本語版」2007年4月20日