世界最大の多国籍コンサルタント・グループであるデロイト社は22日、中国南部の海南島で開催されているボアオ・アジアフォーラム2007年年次総会で報告書を発表し、「中国がアジア太平洋市場の主導地位を占めることは、世界の金融サービス業によりよいチャンスをもたらすだろう」と評価している。
この「中国の銀行業、多元化の発展に」を題とする報告書は、「中国では、預金の利息は西側諸国より高いことから、可処分収入がある中産階級の人数の増加に伴い、自家用車や住宅の購入及び財産の管理で、金融サービスに差し迫った要求を出している。このほか、中国経済の急速的かつ持続的な発展は、金融サービスを必要とする小中企業の数を増加させた。これは世界の金融サービス業に最もよいチャンスをもたらした」と述べている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007年4月22日