2006年のノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者であるムハマド・ユヌス氏は21日、中国の海南省で行われている博鰲(ボアオ)アジアフォーラムで、中国の農村に小額融資を提供したいと述べた。
バングラデシュで貧困に苦しむ女性の自立を支える金融機関「グラミン銀行」を創設し、その総裁をも努めるユヌス氏は、海南省の省長の招聘で、省政府の顧問を担当し、海南省での小額融資の実施を協力することになる。
ユヌス氏は、これに先立って、中国の関係責任者と会談し、四川省や内蒙古自治区などで小額融資を実施することについて討議したという。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007年4月22日