北京鉄道局によると、北京南駅の改築工事が5月中旬に全面着工することになっており、5月8日以降は、北京南駅経由のすべてのダイヤは北京西駅、北京駅及び北京北駅へ調整され、新ダイヤに基づいて運行することになっている。これでかなり時代遅れとなった旧南駅の48年の歴史に、終止符が打たれることになった。
新しい北京南駅は、古い南駅から500メートル離れた第2環状線南側の右安門外東荘公園につくられることになっている。北京・上海間高速鉄道の始発駅となるほか、北京・天津間都市鉄道及びその他の旅客専用線の始発駅及び経由駅ともなることになっており、建築面積は2万6000平方メートル、投資総額は63億元に達し、2007年に営業の見通し。
新南駅は、鉄道、地下鉄、都市鉄道、バス、タクシーなどのさまざまな交通手段への乗り換えが可能なターミナルとなり、地下三階で地上にはプラットホーム13、鉄道線路24が設置されることになっており、輸送能力は北京駅、北京西駅を上回る見通しである。
「チャイナネット」2006年4月30日