交通部がこのほど明らかにしたところによると、中国は有料高速道路を減少させるために、今後財政資金の投入を強化していく方針だ。
交通部総合規劃司の李興華副司長は、有料高速道路の総量縮小を目的とした、財政資金による高速道路建設について、「考慮する必要のある道だ」と指摘する。李副司長は、「このようにすれば、銀行からの貸付も少なくなり、有料道路もこれに相応して少なくなる。一般市民や社会のためにさらに大きな利益がもたらされるだろう」と話した。
交通部は、高速道路は国家のインフラであるとして、「今後の発展は政府が無償で提供する」と示した。今後、道路建設への財政資金には、車両購入税やガソリン税などの税収が主に使用される。
中国の道路建設への投融資は主に、中央政府の財政、地方政府、銀行貸付、国外資本など6方面からなる。このうち、中央政府の財政投入が占める比率は全体の15%のみ。地方政府や、国内商業銀行からの貸付は80%以上を占める。
「人民網日本語版」2004年9月5日