中国南西部の雲南省、四川省、西蔵(チベット)自治区にまたがる地域は、古代から茶、薬剤などが馬を使って陸路輸送された交易路「茶馬古道」で知られる。
雲南省剣川県沙渓鎮の寺登街は、現存する唯一の「茶馬古道」の集落だ。2001年には世界記念物基金(WMF)の保護すべき建築遺産のリストに加えられた。
剣川県人民政府とスイス連邦理工大学は2002年8月、文化保護と持続可能に向けた共同事業「沙渓復興プロジェクト」を立ち上げた。このうち1期事業はすでに完了し、集落は昔の面影を取り戻しつつある。
写真(左):修復されつつある「茶馬古道」の小さな町・沙渓鎮寺登街の一角
写真(右):荷物を背負った馬が往来する「茶馬古道」
「人民網日本語版」2004年11月30日