「西気東輸(西部の天然ガスを東部に運ぶ)プロジェクト」の主力ガス田である塔里木(タリム)油田克拉(クラ)2ガス田が1日、パイプラインによる東部へのガス供給を予定通り開始した。西気東輸プロジェクトの「上流ガス田開発案」によると、同ガス田からの供給は年間108億立方メートル規模になる見込み。
同ガス田は新疆ウイグル自治区塔里木盆地北縁の拝城県内にあり、ガスの含まれる層の面積は47平方キロメートル、確認埋蔵量は2840億立方メートル、可採埋蔵量は2290億立方メートルで規模が大きい上、資源が比較的狭いエリアに集中していることも特徴だ。すでに生産を開始した2つのガス井は、1日当たりの採掘量が約1千万立方メートルで、東部地区の1千万世帯の1日当たり使用量に相当する。
「人民網日本語版」2004年12月2日